キューピー −作り方−
|
|
たまに質問があるので自分なりのやり方を簡単に説明させていただきます。
(我流なのであくまで参考程度です。)
■キューピーについて ■材 料 ■製作工程
|
|
■ キューピーについて
|
|
ひとえにキューピーと言ってもサイズだけでも3.5cm〜64cmと、かなりいろんな種類のキューピーが存在しますが、とりあえず自分はもっとも一般的に流通していると思われる5cmタイプを使用しています。
とは言え、その5cmタイプの中でも手が動いたり足が動いたりと色々あるので、まずは自分の気に入るキューピーを探すのが一番最初のステップでしょう。 |
|
|
ページトップへ |
|
|
■ 材 料
|
|
塗料
塗料に関してはハンズなどで500円程度で売っている、ナガシマ社製のソフトビニール用の塗料「ソフビカラー」というものを使用しています。
シンナー系塗料なので長時間使用すると鼻と頭が猛烈に痛くなるので、使用の際はこまめに換気をするよう気をつけてください。 |
|
|
|
|
同じソフビカラーのブランドでスプレータイプの物も売っています。全身を同一色で着色するようなものを作るのならこのスプレーが重宝するので、目的にあわせて通常タイプとうまく使い分けるとよいでしょう。
なお、ソフトビニール用の塗料はナガシマとは別にイリサワというメーカーからも出ています。
自分は使ったことはありませんが、手に入りやすい方を使うというスタンスで構わないと思います。 |
筆
ごく一般的に販売されている水彩筆で問題ないと思います。
2号〜0/5号ぐらいの細めの筆をそろえておいて塗装部分によって使う筆を変えていくとよいでしょう。
0号代の筆は特に傷みやすいので、よく使う筆は何本かストックしておくことをオススメします。
フェルト、布類
フェルトは耳やトサカなどとしてくっつけて使います。
布は言うまでもなく服に使います。小さく切った布はフチにボンドをつけておくと、ほつれにくくなります。
パテ
プラモの改造などに使うやつです。色々なパーツ作りに重宝します。
|
ページトップへ |
|
|
■ 製作工程 …サラリーマンキューピーの場合
|
|
下書き
いきなり人形に直接塗るのは失敗の元なので、まずは頭の中に思い描いているイメージを紙にザッと描いてみます。
紙に描いたら次は実際にキューピーに大まかなラインを下書きして、実現可能かどうかをチェックします。これで大丈夫そうだったら実際の作業に移ります。
|
|
|
|
|
下準備
今回作るサラリーマンキューピーでは頭のてっぺんと両サイドの髪の毛のでっぱりが邪魔なのであらかじめサンドペーパーで削ってなだらかにしておきます。
この際、削りすぎると頭に穴が開くので、ほどほどで止めておきましょう。
今回はしませんが、顔全体に薄い色を着色する場合は透けて見えるのを防ぐために眉毛や睫毛も削っておきます。 |
着色
着色は頭と胴体をばらした状態でそれぞれペンの先などに刺して着色します。色は絵の具の要領でソフビカラー同士を混ぜ合わせれば大体の色ができると思います。
色を塗り重ねる順番に気をつけながら、塗りにくそうな部分から塗っていくとよいでしょう。
ちなみに塗料や薄め液(シンナー)が机につくとハンパなく汚れるんで、紙を敷いておくなどして十分に注意してください。
色を塗ったら必要なとこにマッキーペンで黒線を描きます。(ただしペンで塗った部分は色落ちしやすいので注意してください)
着色後十分に乾燥させたら頭と体を合体させます。この時ヒーターなどで首部分を暖めてやわらかくしておくと接続が楽です。
無理やりグリグリはめると塗装がはがれるので気をつけましょう。
|
|
|
|
|
コーティング
組み立てたキューピーにコーティング代わりにソフビカラースプレーのクリアーをうっすらと吹き付けます。
これで多少こすれに強くなります。 |
完成
がんばった自分をほめてあげましょう。
今回の作り方を基本にしてフェルトをつけたり(ウルトラキューピー、柴犬キューピー)、パテを使ったり(ガンダムキューピー、キューピー虫成虫)することで他にも色々なキューピーができます。
キューピー好きな人はぜひ一度自分だけのオリジナルキューピー作りに挑戦してみてください。 |
|
|
|